Google アカウントでは、2段階認証として登録した携帯電話の番号が使えなくなったなどの理由で、アカウントからロックアウトされてしまう場合があります。当記事では、アカウントにログインできなくなった場合の解決策と復旧手順を解説します。

アカウントからのロックアウト
Google アカウントの2段階認証(2要素認証)では、パスワードの入力後に、登録した電話番号への SMS 送信やワンタイムパスワード、またはモバイルアプリへの通知などによって本人確認を行います。
しかし、以下のような理由で2段階目の認証を通過できなくなることがあります。
- 機種変更や解約により、電話番号が使えなくなった
- (Google Workspace の場合)アカウントの初期作成後に、2段階認証の登録の猶予期間を過ぎてもユーザーが2段階認証を設定しなかった
このような場合には、複数の復旧経路が用意されています。
別の方法を試す
ログイン画面でコードの入力を求められた際、まず確認すべきなのが画面下部にある「別の方法を試す」または「ログインできない場合」というリンクです。
Google は、メインの電話番号が利用できない場合に備え、複数の認証パスを提示することがあります。以下の選択肢が表示されるかを確認してください。
| 選択肢 | 操作 |
|---|---|
| 信頼済みのデバイス | すでにログイン済みの PC やタブレットで「はい」を押す |
| 再設定用メールアドレス | 予備として登録した別のアドレスにコードを送信する |
| バックアップコード | 事前に保存していた(あるいは管理者から発行される)8桁の使い捨てコードを入力する |
これらの対処手段を使うには、予め Google アカウントに複数の2段階認証手段やメールアドレス、信頼済みデバイスが登録してあること、あるいはバックアップコードが発行済みであることが前提です。
管理者による対応(Google Workspace の場合)
使用しているアカウントが組織向けの Google Workspace アカウントである場合は、組織の特権管理者が管理コンソールから以下の操作を行うことで、ログインさせることができます。
| 操作 | 説明 |
|---|---|
| 2 段階認証の一時的な無効化 | 管理者が、2段階認証の設定をオフにした設定グループを作成して対象アカウントを一時的に移動するなどする |
| バックアップコードの発行 | 管理者が8桁の使い捨てコードを管理画面で生成してユーザーに伝える |
2段階認証を必須している Google Workspace 組織では、新しいユーザー作成直後に2段階認証を設定していなくてもログインできる猶予期間(新しいユーザーの登録期間)を設定できます。この期間のうちにユーザーが2段階認証をセットアップしないと、アカウントからロックアウトされてしまいます。このようなときにも、上記のような対処が取れます。
アカウント復旧プロセス(個人アカウントの場合)
Google Workspace アカウントではなく、個人アカウントの場合、最終手段としてアカウント復旧(Account Recovery)の手続きを行います。
- Google アカウント復旧ページ(https://accounts.google.com/signin/recovery)にアクセス
- 復旧したいメールアドレスを入力
- 画面の指示に従い、本人確認のための質問に回答
このプロセスでは、Google のシステムが「操作している人物が真の所有者であるか」を多角的に判断します。電話番号が間違っていても、過去に使用したパスワードや再設定用メールアドレスの有無によって、復旧が認められる場合があります。
なおアカウント復旧を成功させるためには、Google が所有者を特定しやすい環境で操作することが重要です。
| 環境 | 説明 |
|---|---|
| 普段と同じ場所 | 自宅や職場など、いつもログインしている Wi-Fi ネットワークを利用する |
| 普段と同じデバイス | 以前そのアカウントでログインに成功したことがある PC やスマートフォンを使用する |
| ブラウザの利用 | 普段から使い慣れているブラウザ(Chrome など)を使用する |
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