G-gen の杉村です。2026年4月に発表された、Google Cloud や Google Workspace のイチオシアップデートをまとめてご紹介します。記載は全て、記事公開当時のものですのでご留意ください。
- はじめに
- Google Cloud Next '26 の開催
- プロダクトの名称変更
- Google Cloud のアップデート
- オープンモデル Gemma 4 がリリース
- Cloud Armor に match condition builder が登場(Preview)
- Google の動画生成 AI モデル Veo 3.1 Lite が Preview 公開
- Google Cloud の VPC で Hybrid Subnets が使用可能に
- Google Cloud コンソールでも Load Balancer 作成時に Certificate Manager 証明書アタッチが可能に
- Pub/Sub で AI Inference Single Method Transform (SMT)機能が一般公開
- BigQuery に AI.AGG 関数が登場(Preview)
- Cloud SQL でストレージの縮小ができるように
- すべての Google Cloud 認定資格で日本語版が受験可能に
- BigQuery Graph が Preview 公開
- Privileged Access Manager(PAM)で将来の IAM 権限付与を予約できるように
- Colab Enterprise で visualization cells が使えるように
- Cloud Run woker pools が Preview 版 → 一般公開(GA)
- Google Cloud〜AWS間のPartner Cross-Cloud Interconnectが一般公開(GA)
- Gemini Enterprise 用の専用 IAM ロールが登場
- データポータルで BigQuery の Conversational Analytics が使用可能に
- Cloud Run でエフェメラルディスクが Preview 公開
- Gemini Cloud Assist のサイドパネルが強化
- Gemini Enterprise app でカスタム MCP サーバーが接続可能に
- BigQuery の CDC テーブルからマテリアライズドビューを作成可能に
- Compute Engine、GKE、Cloud Storage で「AI Zone」が公開
- Google SecOps が VPC Service Controls に対応
- VPC Service Controls の ingress/egress ルールで IAM ロールが使用可能に
- Google Workspace のアップデート

はじめに
当記事では、毎月の Google Cloud(旧称 GCP)や Google Workspace(旧称 GSuite)のアップデートのうち、特に重要なものをまとめます。
また当記事は、Google Cloud に関するある程度の知識を前提に記載されています。前提知識を得るには、ぜひ以下の記事もご参照ください。
リンク先の公式ガイドは、英語版で表示しないと最新情報が反映されていない場合がありますためご注意ください。
Google Cloud Next '26 の開催
Google Cloud の旗艦イベントである Google Cloud Next が、米国ネバダ州ラスベガスにおいて4月22日(水)から24日(金)までの3日間、開催された。
Agentic(エージェンティックな、自律的な)をテーマに、数多くの新機能が発表された。発表された機能の中には、既に一般公開(GA)されているもの、Preview 公開されているもの、まだ使用可能になっていないものなどが混同している。
主要な発表がされたキーノート(基調講演)については、以下の記事を参照されたい。
また G-gen では、現地に派遣したエンジニアや日本からリモートで情報収集するエンジニアが、各種セッションレポートを公開している。以下のカテゴリ一覧から、Google Cloud Next '26 の関連記事にアクセスできる。
プロダクトの名称変更
概要
2026年4月には以下のように、プロダクトの名称変更が相次いだ。
| 旧名称 | 新名称 |
|---|---|
| Looker Studio | Data Studio(和名: データポータル) |
| Dataplex Universal Catalog | Knowledge Catalog |
| Cloud Composer | Managed Service for Apache Airflow |
| BigLake | Google Cloud Lakehouse |
| Dataproc | Managed Service for Apache Spark |
| Vertex AI | Gemini Enterprise Agent Platform |
| Gemini Enterprise | Gemini Enterprise app |
Looker Studio → Data Studio(和名: データポータル)
Data Studio returns as new home for Data Cloud assets (2026-04-11)
Looker Studio は Data Studio(和名: データポータル)に名前が再変更された。昔の名前に戻ったことになる。経緯は以下のとおり。
- もともとは「英名: Data Studio / 和名: データポータル」という名称だった
- 日本では商標の関係で「Data Studio」という名称が使えないため「データポータル」と表記される
- 2022年10月の Google Cloud Next '22 で「Looker Studio」に名前が変更され、Looker ブランドに統一された。Looker と Looker Studio の2つの製品が存在する状態になり、混乱を呼んだ
- 2026年4月に「英名: Data Studio / 和名: データポータル」に戻った
システム的には以下の変更がされた。
- UI 上の表記が「データポータル(Data Studio)」になった
- 従来の URL(
lookerstudio.google.com)にアクセスすると、新しい URL(datastudio.google.com)にリダイレクトされる
Dataplex Universal Catalog → Knowledge Catalog
Knowledge Catalog release notes - April 10, 2026
Dataplex Universal Catalog は Knowledge Catalog に改名された。
フルマネージドのデータカタログサービス。今回で4回目の名称変更となる。名称の変遷は以下のとおり。
Data Catalog → Dataplex Catalog → BigQuery universal catalog → Dataplex Universal Catalog → Knowledge Catalog
Cloud Composer → Managed Service for Apache Airflow
Cloud Composer release notes - April 15, 2026
Cloud Composer は Managed Service for Apache Airflow に改名された。
フルマネージドの Apache Airflow であり、データパイプラインの実装等に使われるマネージドサービス。
BigLake → Google Cloud Lakehouse
What is Google Cloud Lakehouse? (2026-04-20)
BigLake が Google Cloud Lakehouse に改称。
Google Cloud Lakehouse は、Apache Spark、Apache Flink、Trino といったオープンソースのクエリエンジンとの互換性を持つ、レイクハウスフレームワーク。BigQuery を基幹技術とする。
Dataproc → Managed Service for Apache Spark
Managed Service for Apache Spark cluster deployment overview (2026-04-22)
Dataproc が Managed Service for Apache Spark に改称。
Managed Service for Apache Spark はその名のとおり、フルマネージドの Apache Spark クラスタ。
Vertex AI → Gemini Enterprise Agent Platform
Vertex AI to Gemini Enterprise Agent Platform naming changes (2026-04-22)
Vertex AI は、Gemini Enterprise Agent Platform と改名された。これに伴い、これまで Gemini Enterprise と呼ばれていた Web サービスは、Gemini Enterprise app と改名された。また Vertex AI プロダクト群は、以下のように名称が変更となる(一部のみ抜粋)。
| 旧称 | 旧名称 |
|---|---|
| Vertex AI | Gemini Enterprise Agent Platform |
| Gemini Enterprise | Gemini Enterprise app |
| Generative AI on Vertex AI | Generative AI |
| Vertex AI Studio | Agent Studio |
| Vertex AI API | Agent Platform API |
| Vertex AI Agent Engine | Agent Runtime |
| Vertex AI Search | Agent Search |
| Vertex AI Search for Commerce | Agent Search for Commerce |
| Vertex AI Conversation | Agent Conversation |
| Vertex AI Vector Search | Vector Search |
| Vertex AI Training | Agent Platform Managed Training |
| Vertex AI Pipelines | Agent Platform Pipelines |
Google Cloud のアップデート
オープンモデル Gemma 4 がリリース
Gemma 4 モデルの概要 (2026-03-31)
オープンモデル Gemma 4 がリリース。商用利用可。以下の種類がある。
- E2B / E4B : モバイル、エッジ、ブラウザ向け
- 31B : より高密度
- 26B A4B : 高スループットで高度な推論向け
Cloud Armor に match condition builder が登場(Preview)
Use the match condition builder (2026-03-31)
フルマネージド WAF である Cloud Armor に match condition builder が登場(Preview)。
CEL 文を書く時の UI 補助ツール。ルールを書く負担が軽減される。
Google の動画生成 AI モデル Veo 3.1 Lite が Preview 公開
Veo 3.1 Lite Generate Preview (2026-04-02)
Google の動画生成 AI モデル Veo 3.1 Lite が Preview 公開。
Veo 3.1 < 3.1 Fast < 3.1 Lite の順で生成秒数あたりの料金単価が安く、Lite が最も安価なモデルとなる。
Google Cloud の VPC で Hybrid Subnets が使用可能に
About migrating to Google Cloud with Hybrid Subnets (2026-04-03)
Google Cloud の VPC で Hybrid Subnets が使用可能になった。
クラウド側サブネットにオンプレと同じ CIDR を持たせ、IP アドレスを変えずにサーバーをクラウドへ移行できる。オンプレ側ルーターに Proxy ARP の設定が必要であり、またクラウド側のルーティングも少しトリッキーになる。
Google Cloud コンソールでも Load Balancer 作成時に Certificate Manager 証明書アタッチが可能に
Google Cloud release notes - April 05, 2026 (2026-04-05)
Cloud Load Balancer 作成時に Certificate Manager 証明書のアタッチが Google Cloud コンソールでもできるようになった。
従来は DNS 認証した証明書だと gcloud コマンド等を使う必要があった。今後は証明書マップを UI 上で選択できる。
Pub/Sub で AI Inference Single Method Transform (SMT)機能が一般公開
AI Inference SMT (2026-04-06)
Pub/Sub で AI Inference Single Method Transform (SMT)機能が一般公開。Pub/Sub トピックまたはサブスクリプション内のメッセージを Gemini 等の AI モデルで加工。以下のような用途がある。
- メッセージに対してリアルタイムで AI モデルによる推論結果を追加(エンリッチメント)
- アプリケーション側の処理のオフロード
以下の記事も参照。
BigQuery に AI.AGG 関数が登場(Preview)
The AI.AGG function (2026-04-06)
BigQuery に AI.AGG 関数が登場(Preview)。Cloud Storage 上の非構造化データ(画像またはテキスト)に対して Gemini を使い「意味的な集計」のような処理ができる。感情分析、コンテンツ要約、ログ分析など。
Cloud SQL でストレージの縮小ができるように
About storage shrink (2026-04-06)
Cloud SQL でストレージの縮小ができるようになった。従来は拡大はできたが縮小はできなかった。インスタンスの再起動が必要。
プライマリインスタンスとリードレプリカの両方で可能。
すべての Google Cloud 認定資格で日本語版が受験可能に
Google Cloud 認定資格の一覧を解説。全部で何個ある?難易度は? (2026-04-08)
これまで日本語版しか提供されていなかった以下の2試験の日本語版が公開された。
- Professional Security Operations Engineer
- Professional Cloud Database Engineer
これをもって、14種類すべての Google Cloud 認定資格が、日本語で受験可能になった、
以下の記事も参照。
BigQuery Graph が Preview 公開
Introduction to BigQuery Graph (2026-04-09)
BigQuery Graph が Preview 公開。
Graph Query Language(GQL)を使ってデータ間の関係性を可視化できる。CREATE PROPERTY GRAPH 文でノードテーブル・エッジテーブルを事前に定義。
Privileged Access Manager(PAM)で将来の IAM 権限付与を予約できるように
Grant scheduling (2026-04-13)
Privileged Access Manager(PAM)で将来の IAM 権限付与を予約できるようになった。最大7日後の予約が可能。
Colab Enterprise で visualization cells が使えるように
Use visualization cells (2026-04-13)
Colab Enterprise で visualization cells が使えるように。データフレームに入れた値を基にチャート(図表)を簡単に UI で作成できる。BigQuery → df → 可視化を UI 上で簡単に行える。

Cloud Run woker pools が Preview 版 → 一般公開(GA)
Deploy worker pools to Cloud Run (2026-04-14)
Cloud Run woker pools が Preview 版 → 一般公開(GA)。
Pub/Sub などに対してタスクを取得する pull 型ワークロードを実行するためのフルマネージドのコンテナ基盤。高いコスト効率でコンテナのジョブを実行できる。
Google Cloud〜AWS間のPartner Cross-Cloud Interconnectが一般公開(GA)
Partner Cross-Cloud Interconnect for AWS overview (2026-04-14)
Google Cloud と AWS を容易に専用線接続できる Partner Cross-Cloud Interconnect が一般公開(GA)。
VPC ピアリングまたは Network Connectivity Center 経由で接続できるため、かなり手軽に Google Cloud 〜 AWS 間で専用線確立が可能。
最短で当日中に接続を確立できる。帯域は1Gbps〜100Gbps。
Gemini Enterprise 用の専用 IAM ロールが登場
IAM roles and permissions (2026-04-15)
Gemini Enterprise 用の専用 IAM ロールが登場。
- Gemini Enterprise 管理者(
roles/discoveryengine.agentspaceAdmin) - Gemini Enterprise ユーザー(
roles/discoveryengine.agentspaceUser)
これまでは事前定義ロールとして「ディスカバリー エンジン管理者(roles/discoveryengine.admin)」および「ディスカバリー エンジン ユーザー(roles/discoveryengine.user)」が存在していた。
なお2026年4月現在、これらのロールはそれぞれ名称が違うだけで、含まれている権限が全く同一である。
- Gemini Enterprise 管理者 <=> ディスカバリー エンジン管理者
- Gemini Enterprise ユーザー <=> ディスカバリー エンジン ユーザー
データポータルで BigQuery の Conversational Analytics が使用可能に
Data agents in Data Studio (2026-04-16)
データポータル(先日、Looker Studio から改名した)の画面から、BigQuery の Conversational Analytics(会話型分析)を使用できるようになった。
データポータル Proライセンスは不要。BigQuery でデータエージェントを作成して、一般従業員にエージェントを配ることが容易になった。

Cloud Run でエフェメラルディスクが Preview 公開
Configure an ephemeral disk for Cloud Run services (2026-04-20)
Cloud Run でエフェメラルディスクが Preview 公開。
ext4 フォーマットの一時ディスク。インスタンス停止で消去される。
service、job、worker pool いずれでも使用可。従来の /tmp はインメモリのためメモリ料金を消費したが、今後は一時ディスクに逃がせる。
Preview 公開されている2026年4月現在、料金の表記はない。
Gemini Cloud Assist のサイドパネルが強化
Gemini Cloud Assist release notes - April 22, 2026 (2026-04-22)
- 日本語でも使える
- 表示させているコンソール画面をコンテキストとして読み取る
- グラウンディング有無を設定
- カスタムインストラクション
など。その他にも Private Preview で MCP への対応など。

Gemini Enterprise app でカスタム MCP サーバーが接続可能に
Set up your custom MCP server data store (2026-04-22)
Gemini Enterprise app でカスタム MCP サーバーをデータストアとして接続できるようになった(Preview)。
認証は OAuth。MCP 準拠の外部システムや社内データに Gemini Enterprise app からアクセスできる。
BigQuery の CDC テーブルからマテリアライズドビューを作成可能に
Tables with active change data capture (2026-04-28)
BigQuery の CDC(change data capture)適用テーブルをベーステーブルとして、マテリアライズドビューを作成可能になった。
ストリーミングデータを受け取るテーブルをベースに、自動更新のマテビューを作成でき、運用負荷の軽減になる。
Compute Engine、GKE、Cloud Storage で「AI Zone」が公開
AI Zones (2026-04-27)
Google Cloud で「AI Zone」が公開。Compute Engine、GKE、Cloud Storage が対応。
us-south1-ai1b のような名称の特殊なゾーン。GPU や TPU が優先的に提供される代わりに一部サービスは提供されない。オランダ、テキサス、アイオワのリージョンで使用可能。地理的に隔離されているため、通常ゾーンとのレイテンシは比較的大きい。
Google SecOps が VPC Service Controls に対応
Configure VPC Service Controls for Google SecOps (2026-04-30)
Google SecOps の VPC Service Controls 対応が一般公開(GA)。Google SecOps は Google の SIEM 製品。VPC Service Controls による IP アドレス制御や、コンテキストアウェアなアクセス制御が可能になった。
VPC Service Controls の ingress/egress ルールで IAM ロールが使用可能に
Configure IAM roles in ingress and egress rules (2026-04-30)
VPC Service Controls の ingress/egress ルールで、IAM ロールを使用した許可設定が可能に(Preview → GA)。
これまでプリンシパルやメソッドの指定ができたが特定の IAM ロールを持っている場合のみアクセス許可するよう設定できるようになった。以下の記事も参照。
Google Workspace のアップデート
Google Vids から YouTube への直接エクスポートが可能に
Export Google Vids directly to YouTube (2026-04-02)
Google Vids から YouTube への直接エクスポートが可能に。
MP4 で一度エクスポートする必要がない。限定公開動画のエクスポートも可能。
Chrome 拡張機能 Google Vids Screen Recorder が登場
Record your screen directly from Chrome with the Google Vids Screen Recorder Chrome Extension (2026-04-02)
Chrome 拡張機能「Google Vids Screen Recorder」が登場。ブラウザ画面を録画して直接 Google Vids に記録できるため編集や共有が容易になる。
Google Workspace でも個人アカウントでも利用可能。
Gemini アプリの macOS 版ネイティブデスクトップアプリが登場
Gemini アプリが Mac に登場 (2026-04-15)
Gemini アプリの macOS 版ネイティブデスクトップアプリが登場。
Web 版にない機能として、画面共有して Gemini に質問する機能などがある。
Gemini アプリで会話結果から Docs や PDF を生成可能に
Move from conversation to creation with file generation in Gemini (2026-04-27)
Gemini アプリで会話結果から Google ドキュメント、スプレッドシート、Microsoft Word(.docx)、Microsoft Excel(.xlsx)、PDF などのファイルを直接、生成可能になった。その他の対応フォーマットは以下のとおり。
- Google Workspace files (Docs, Sheets, and Slides)
- PDF file
- Microsoft Word (.docx)
- Microsoft Excel (.xlsx)
- CSV file (.csv)
- LaTeX (.tex)
- Plain Text (.txt)
- Rich Text Format (.rtf)
- Markdown (.md)

Google Meet の Take notes for me(自動議事録)のカスタマイズが可能に
New ways to customize AI-generated meeting notes (2026-04-30)
Google Meet の Take notes for me(自動議事録)のカスタマイズが可能に。メモの長さや決定事項を入れるかどうかなど。
ただし、一部機能は英語にしか対応していない。詳細なカスタムプロンプトを入れられるわけではない。2026年4月30日から15日間かけて段階的ロールアウト。
杉村 勇馬 (記事一覧)
執行役員 CTO
元警察官という経歴を持つ IT エンジニア。クラウド管理・運用やネットワークに知見。AWS 認定資格および Google Cloud 認定資格はすべて取得。X(旧 Twitter)では Google Cloud や Google Workspace のアップデート情報をつぶやいています。
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