こんにちは株式会社G-genの渡邉@norryです。
前回はBusinessエディションでの端末管理をお話しました、今回はそのEnterpriseエディション編になります。
今回は主に利用人数300名以上のEnterpriseエディションで端末管理を利用したい場合に、Google Workspace Business Plusと何が違うのかを知りたい方のご参考になればと思います。
補足になりますがEnterpriseエディションは300名以下の組織でも利用可能となっていますので、ご利用されたい機能がある場合には選択肢としてご覧ください。
BusinessエディションとEnterpriseエディションの全体比較記事はこちらになります。
- 端末管理を考えた時にどのGoogle Workspace Enterpriseプランを選ぶべきか
- 端末管理においてのBusiness Premiumとの違い
- Google Workspaceを導入するなら株式会社G-genにご相談ください。
端末管理を考えた時にどのGoogle Workspace Enterpriseプランを選ぶべきか
Google Workspace Enterpriseエディションには「Enterprise Essentials」「Enterprise Standard」「Enterprise Plus」の3つのプランがあります
そしてこのプランのうち端末管理を考慮した場合にプランの選択肢としては下記の2つになります。Enterprise Essentialsは端末管理のエンタープライズ エンドポイント管理機能を備えていませんので省略しています。
- Enterprise Standard
- Enterprise Plus
ただしEnterprise Essentialsも基本のエンドポイント管理と高度なエンドポイント管理の機能は備えていますので、300名以上でGmail以外の機能を利用し端末管理は別のサードパーティー製品でカバーするケースには良いかと思います。
Enterprise Standard及びPlusを選択した方が良いケース
Google Workspaceを300名以上での利用と様々なOS(Chrome OS、Android 、iOS、Windows)を統合的に管理したい場合にEnterprise Standard及びEnterprise Plusをおすすめします。
このプランではMDM (Mobile Device Management)の領域をカバーしています。サードパーティーのMDMを利用せずにGoogle Workspaceのみで管理する場合にはこちらを選択ください。
ただし、Enterprise Standard及びPlusのプランにおいて端末管理で使える機能について差異はありません。
以下がGoogle Workspace Enterpriseの各プランの端末管理における機能比較表になります。
Enterprise Essentials | Enterprise Standard | Enterprise Plus | |
---|---|---|---|
基本のエンドポイント管理(多数の機能) | ✔ | ✔ | ✔ |
高度なエンドポイント管理(多数の機能) | ✔ | ✔ | ✔ |
エンタープライズ エンドポイント管理 | |||
モバイルアプリを個別に配布する | ✔ | ✔ | |
デバイス監査ログ | ✔ | ✔ | |
使われていない会社所有デバイスに関するレポート | ✔ | ✔ | |
会社所有の Android デバイス | ✔ | ✔ | |
会社所有の iOS デバイス | ✔ | ✔ | |
Windows デバイス管理 | ✔ | ✔ | |
iOS データの保護 | ✔ | ✔ | |
デバイスのリモートワイプ(Windows) | ✔ | ✔ | |
モバイル デバイスの証明書 | ✔ | ✔ | |
管理ルール | ✔ | ✔ |
端末管理においてのBusiness Premiumとの違い
Google Workspace Business Premiumにも端末管理の機能は備わっていました、ではBusiness PremiumとEnterprise Standard及びPlusでの機能面での違いは何でしょうか
Business Premiumも一定の管理機能は備わっている
下記が比較表になります。Business Premiumの場合Chrome OSやAndroid OSのみ対象とするとライセンスの範囲内で管理が可能です。Enterprise Standard及びPlusでは、iOSデバイスの管理やWindowsデバイスのリモートワイプ(消去)、モバイルデバイスの証明書など、エンタープライズな環境で複数のOSを管理する場合に必須な機能が備わっている事が分かります。
Business Plus | Enterprise Standard | Enterprise Plus | |
---|---|---|---|
基本のエンドポイント管理(多数の機能) | ✔ | ✔ | ✔ |
高度なエンドポイント管理(多数の機能) | ✔ | ✔ | ✔ |
エンタープライズ エンドポイント管理 | |||
モバイルアプリを個別に配布する | ✔ | ✔ | ✔ |
デバイス監査ログ | ✔ | ✔ | ✔ |
使われていない会社所有デバイスに関するレポート | ✔ | ✔ | ✔ |
会社所有の Android デバイス | ✔ | ✔ | ✔ |
会社所有の iOS デバイス | ✔ | ✔ | |
Windows デバイス管理 | ✔ | ✔ | |
iOS データの保護 | ✔ | ✔ | |
デバイスのリモートワイプ(Windows) | ✔ | ✔ | |
モバイル デバイスの証明書 | ✔ | ✔ | |
管理ルール | ✔ | ✔ |
以上から、どの種類(OS)の端末をどの程度管理したい(ログインさせない、ブロックする、紛失時のワイプなど)かによってプランをご検討ください。
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渡邉 宣之 (記事一覧)
クラウドソリューション部
AI/ML、アプリケーションモダナイゼーション、データ分析基盤の構築、クラウド管理運用やネットワークなどインフラ系は何でも、Google Workspace 活用も推進中
週末フォトグラファーで、観葉植物や塊根植物にハマっていて種から育ててます。