2026年1月のイチオシGoogle Cloud・Google Workspaceアップデート

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G-gen の杉村です。2026年1月に発表された、Google Cloud や Google Workspace のイチオシアップデートをまとめてご紹介します。記載は全て、記事公開当時のものですのでご留意ください。

はじめに

当記事では、毎月の Google Cloud(旧称 GCP)や Google Workspace(旧称 GSuite)のアップデートのうち、特に重要なものをまとめます。

また当記事は、Google Cloud に関するある程度の知識を前提に記載されています。前提知識を得るには、ぜひ以下の記事もご参照ください。

blog.g-gen.co.jp

リンク先の公式ガイドは、英語版で表示しないと最新情報が反映されていない場合がありますためご注意ください。

Google Cloud のアップデート

LOAD DATA/CREATE EXTERNAL TABLE のフォーマット指定オプションが GA

BigQuery release notes - January 06, 2026 (2026-01-06)

BigQueryの「LOAD DATA」「CREATE EXTERNAL TABLE」の際の以下オプションが Preview → 一般公開(GA)。これまで必要だったデータ取り込み前のいくつかの前処理が不要になり運用が簡素化される。

  • time_zone
  • date_format、datetime_format、time_format、timestamp_format
  • null_markers
  • source_column_match

BigQuery のロード時や外部テーブル作成時のオプション

Cloud Run functions で Direct VPC egress が使用可能に(Preview)

Configure Direct VPC egress for 2nd gen functions (2026-01-06)

Cloud Run functions(2nd gen)で Direct VPC egress が使用可能に(Preview)。

サーバーレス関数から VPC にアクセスする手段の1つ。従来手法である Serverless VPC Access connector よりも安価で低レイテンシのため、GA 後はこちらが推奨。

Cloud Run functions で Direct Vpc Egress が使用可能に

Gemini CLI 利用状況を Cloud Monitoring にエクスポート

Instant insights: Gemini CLI's New Pre-Configured Monitoring Dashboards (2026-01-08)

Gemini CLI 利用状況を Cloud Monitoring にエクスポートできるように。

OpenTelemetry によりメトリクスとログを送信。

Gemini Enterprise の Agent Designer が一般公開(GA)

Agent Designer overview (2026-01-13)

Gemini Enterprise の Agent Designer が一般公開(GA)。ノーコードエージェントを開発するための Web UI。

Gemini Enterprise の Agent Designer でノーコードエージェントを開発

以下の記事も参照。

blog.g-gen.co.jp

Cloud Run(functions)で pyproject.toml を使ったデプロイに対応

Deploy Python applications with a pyproject.toml file (2026-01-13)

Cloud Run(ソースコードからのデプロイ)と Cloud Run functions の Python ランタイムで、pyproject.toml を使ったデプロイに対応。

これまで主流だった requirements.txt に加え、PEP 518 や PEP 621 で標準化された pyproject.toml を直接利用できる。これにより、Poetry や Hatch といったモダンなツールを用いたプロジェクト構成をそのままデプロイに活用可能。

Google Cloud の Buildpacks がこのファイルを自動検出し、必要なライブラリをインストールしてコンテナをビルドする。ビルド設定や依存関係、メタデータを一つのファイルに集約できるため、プロジェクトの管理効率が向上する。

Cloud Load Balancing に Managed Workload Identity が登場(Preview)

Backend mTLS with managed workload identity overview (2026-01-16)

Cloud Load Balancing に Managed Workload Identity が登場(Preview)。

LB とバックエンド間の mTLS の構築がシンプルに。証明書の自動管理で運用負荷を下げつつ通信中のデータのセキュリティを強化。

Cloud DNS で「DNS Armor」が一般公開(GA)

Advanced threat detection with DNS Armor (2026-01-16)

Google Cloud の Cloud DNS で「DNS Armor」が一般公開(GA)。

VM 等からの DNS クエリを検査して悪意あるアクティビティを検知してログ記録する。Infoblox 社が提供する脅威情報に基づく。

Looker Studio で異なるデータソースの図表に同じフィルタを適用できるように

Use controls across data sources (2026-01-18)

Looker Studio で、異なるデータソースを参照しているチャート(図表)を単一のフィルタ(コントロール)で制御できるようになった。

フィールド ID を上書きして共通にすることでフィルタリングを共通化できる。

Google Cloud にバンコクリージョン(asia-southeast3)が登場

Cloud locations (2026-01-20)

Google Cloud にバンコクリージョン(asia-southeast3)が登場。

タイ国内や周辺地域からのレイテンシなどが最適。東アジアではシンガポール、ジャカルタ、香港、台湾、東京、大阪、ソウルに次いで8個目。

これにより、2026年1月現在の Google Cloud リージョンの総数は43、ゾーンは130になった。

Google Cloud のリージョン・ゾーンの総数

Gemini Cloud Assist を使って BigQuery のジョブ履歴を解析できるように

Analyze jobs (2026-01-21)

Gemini Cloud Assist を使って BigQuery のジョブ履歴を解析できるようになった。

長時間クエリの原因を調べたりジョブ失敗の原因などを Gemini に質問できる。Gemini Cloud Assist を使うには現在、Google Cloud コンソールの言語設定を英語に変更する必要あり。

Compute Engine で N4A インスタンスが Preview → 一般公開(GA)

N4A machine series (2026-01-26)

Google Cloud の Compute Engine で N4A インスタンスが Preview → 一般公開(GA)。

Google が開発した Arm ベースプロセッサである Axion を搭載。費用対効果に優れる。ただし2026年1月末現在では、東京・大阪リージョンは未対応。

Spanner でカラムナエンジンが Preview 公開

Spanner columnar engine overview(2026-01-26)

Spanner でカラムナエンジンが Preview 公開。

database でポリシーを有効にするとバックグラウンドで列指向形式でもデータを保持するようになり、適切なときに自動でそちらを使うようになる。分析系クエリの性能が最大200倍向上とされている。

AlloyDB for PostgreSQL が PostgreSQL 18 に対応(Preview)

Create a new cluster and primary instance (2026-01-27)

AlloyDB for PostgreSQL が PostgreSQL 18 に対応(Preview)。

PostgreSQL 18 は 2025-09-25 にリリースされた最新メジャーバージョン。

BigQuery で Conversational Analytics 機能が Preview 公開

Conversational analytics overview (2026-01-29)

BigQuery で Conversational Analytics 機能が Preview 公開。

生成 AI に自然言語で質問すると AI が自動でクエリを作成して質問に回答してくれる。データソースとなるテーブルを指定してエージェントを作成。

詳細は、以下の記事も参照。

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割り当て(Quota)の自動調整機能が組織やフォルダレベルにも対応

Use the quota adjuster (2026-01-30)

割り当て(Quota)の自動調整機能が、組織やフォルダレベルにも対応。

これまではプロジェクトレベルのみ。ピーク使用量が割り当てに近づいたとき、自動で引き上げリクエストが試みられる。以下の記事も参照。

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Google Workspace のアップデート

Dropbox から Google ドライブへの移行ツールが一般公開(GA)

Now generally available: Migrate files from Dropbox to Google Drive (2026-01-05)

Dropbox から Google ドライブへの移行ツールが一般公開(GA)。昨年11月にオープンベータ公開されていた。

Google 管理コンソールから利用。Google Workspace 各種エディションで利用可能。

Google Meet 音声翻訳がベータ版で利用可能になる予定(2026-01-27)

Control Speech Translation in Google Meet for your users (2026-01-07)

Google Meet 音声翻訳は現在、アルファ版で利用可能。同機能が、2026-01-27 にベータ版としてより多くの人が利用可能になる予定。

Business Plus、Enterprise Plus など一部の Google Workspace エディションのみのためドキュメントを要確認。

Google フォームで締切日や集まった回答数に応じた自動的な受付停止が可能に

Set Google Forms to automatically stop accepting responses based on date and time or response count (2026-01-12)

Google フォームで、締め切り日や集まった回答数に応じて、自動的に受付停止できるように。

イベント登録フォームなどで、手動で受付停止しなくても済むようになる。Google Workspace、個人アカウント等などで 2026-01-12 から順次ロールアウト。

Microsoft Office のパスワード保護付きファイルが編集できるように

Editing password-protected Microsoft Office files directly in Google Drive (2026-01-14)

Google Workspaceで、Microsoft Office のパスワード保護付きファイルが編集できるように。

Word、Excel、PowerPoint に対応。全エディションで、順次ロールアウトされて使用可能になる。

Google Workspace ユーザー向けに動画生成ツール Flow が使えるように

Flow now available as an additional Google service for Workspace customers (2026-01-16)

Google Workspace ユーザー向けに動画生成ツール Flow が使えるように。

「AI-powered filmmaking tool」とされており、文章から動画や画像を生成できる。プロンプトの調整機能など、動画編集に関する機能が充実。

Google Workspace においては「additional Google service(その他の Google サービス)」の扱いであり、以下のような条件が適用される。

  • サービスは予告なく変更される場合があります。
  • 地域によってはご利用いただけないサービスがあります。
  • 現在のところ、これらのサービスは、サポートおよびサービスレベル契約の対象外です。サービスに関してご不明な点がある場合は、Google ヘルプセンターとヘルプ フォーラムをご確認ください。その他のサービスに対するサポートの拡充は、今後の検討事項となっています。

Google チャットでメッセージの転送が可能に

Forward messages in Google Chat (2026-01-20)

Google チャットで、メッセージの転送ができるようになった。

全ユーザーに順次ロールアウト。

Google Meet の Ask Gemini 機能が2月上旬から日本語に対応

Ask Gemini in Google Meet is expanding to Workspace Business Standard customers, additional languages, and mobile usage (2026-01-21)

Google Meet の Ask Gemini 機能が2月上旬から日本語に対応。

会議に遅れて参加しても会議内のチャットで Gemini に質問してキャッチアップしたり、要点やアクションアイテムをまとめたりできる。

また、対応エディションが拡充し、Business Standard エディションでも利用可能になった。

Google カレンダーで予定作成時に Gemini が会議参加者の空き時間を提案

Better time suggestions for meeting with your colleagues using Gemini in Google Calendar (2026-01-26)

Google カレンダーで予定作成時に Gemini が会議参加者の空き時間を提案してくれるようになった。

全員の空きスロットを探して自動でスロットを提案する。即時リリースドメインではすでに使用可能になっている。

Gemini アプリで NotebookLM をデータソースとして追加可能に

Take your notebooks further by adding NotebookLM as a source in the Gemini app (2026-01-27)

Google Workspace ユーザーの Gemini アプリで、NotebookLM をデータソースとして追加可能になった。個人アカウントでは以前から使えた機能が、Google Workspace にも展開された。

2026-01-20から順次ロールアウトが始まっている。

データソースとして NotebookLM を追加

Google フォームで回答者を細かく制御できるようになった

All Google Forms will now have granular controls over who can respond (2026-01-29)

Google フォームで回答者を細かく制御できるようになった。

ユーザー、グループなどに限定して回答者を制限できる。以前は回答者は「組織内」「リンクを知っている全員」しか選べなかった。

杉村 勇馬 (記事一覧)

執行役員 CTO

元警察官という経歴を持つ IT エンジニア。クラウド管理・運用やネットワークに知見。AWS 認定資格および Google Cloud 認定資格はすべて取得。X(旧 Twitter)では Google Cloud や Google Workspace のアップデート情報をつぶやいています。