はじめに
当記事について
当記事は、「Google Cloud(旧称 GCP)の主要サービスを、それぞれ50文字程度で解説してみる」という記事です。
「Google Cloudの主要サービス一覧がみたい」とか「概要をざっくり理解しておきたい」といったご要望にお答えできるように作成しました。以下のカテゴリ別に、私が重要だと思ったサービスを取り上げています。サービス区分は https://cloud.google.com/products?hl=ja を元にしています。複数カテゴリに所属するサービスは、どちらか一方に寄せています。
- コンピューティング
- コンテナ
- データ分析
- データベース
- サーバレス
- ストレージ
- ネットワーキング
- 運用
- セキュリティと ID
おまけ画像
当記事の内容を1枚の画像にまとめました。印刷して自然と目に入る壁に貼っていただくことで、自然と覚えられる!...かもしれません。

仕様上、ブログ上ではこれ以上の画質にすることが難しそうでしたが、ご了承ください。
コンピューティング
Compute Engine
オンプレミスサーバーと同等の仮想マシンサービス。世界中の Google のデータセンターで提供。(48文字)
コンテナ
Artifact Registry
コンテナイメージなどを保存するリポジトリサービス。暗号化、アクセス制御、脆弱性スキャンも可能。(47文字)
Cloud Build
ソースコードからコンテナイメージをビルドするサービス。ソースコードさえあれば簡単にビルドを実行可能。 (50文字)
Cloud Deploy
CI/CDプロセスを自動化して、コンテナイメージやバイナリファイルをアプリケーションにデプロイする。(50文字)
Google Kubernetes Engine(GKE)
Kubernetes クラスターを簡単に作成管理できるサービス。コンテナアプリの実行に最適。(45文字)
データ分析
BigQuery
大規模なデータ分析に最適なクラウドデータウェアハウスサービス。ログデータや顧客データの分析に活用。 (49文字)
Looker
データの可視化・分析を統合したBIサービス。データを簡単に接続して、直感的にレポートを作成可能。(48文字)
Dataproc
大規模データ処理ツール(Apache Hadoop や Apach Spark など)を提供するサービス。(47文字)
Dataflow
ストリーム処理サービス。センサーデータのリアルタイム分析などに活用可能。(36文字)
Pub/Sub
非同期メッセージングサービス。イベント通知やアプリ連携などに活用可能。(35文字)
データベース
Bigtable
大規模な時系列データやログデータの格納に最適なNoSQLデータベース。低レイテンシで大量データ。(48文字)
Spanner
グローバル分散で高いスケーラビリティを備えたRDB。可用性99.999%と、ミリ秒単位のレイテンシ。(50文字)
Cloud SQL
MySQL、PostgreSQL、SQLServerをクラウド上で利用できるサービス。(43文字)
Firestore
ドキュメント型のデータモデルを採用し、リアルタイムでのデータアクセスが可能なNoSQL DB。(46文字)
Memorystore
Redis または Memcached をクラウド上で利用できる、フルマネージドのインメモリデータストア。(50文字)
サーバーレス
App Engine
サーバーレスなアプリケーション実行環境。Web、モバイル、IoT など、様々なアプリケーションに対応。(50文字)
Cloud Run functions
イベントドリブンな関数実行サービス。コードをアップロードするだけで、イベントに応じて関数が実行可能。(50文字)
※2024年8月、Cloud Functions は Cloud Run functions にリブランディング(名称変更)されました。
Cloud Run
コンテナアプリケーション実行サービス。コンテナをアップロードするだけで、アプリケーションが実行可能。(50文字)
ストレージ
Cloud Storage
高耐久性、高可用性なオブジェクトストレージ。ウェブコンテンツからログデータ保管まで幅広く活用可能。(49文字)
ネットワーキング
Cloud Armor
DDoS 攻撃をはじめ悪意のあるトラフィックからウェブアプリケーションを保護するサービス。(44文字)
Cloud CDN
世界中にキャッシュサーバーを展開し、Web コンテンツをユーザーに近い場所から配信するサービス。(47文字)
Cloud DNS
マネージドDNSサービス。グローバルなネットワークで、高可用性と低レイテンシを実現。(42文字)
Cloud Next Generation Firewall(Cloud NGFW)
VPC のネットワークトラフィックを制御。ポート、プロトコル、IPアドレス等の条件で制御可能。(47文字)
Cloud Load Balancing
トラフィックを複数のサーバーに分散し、アプリケーションの可用性とパフォーマンスを向上させるサービス。(50文字)
VPC Service Controls
Google Cloud リソースへのアクセスをIP アドレス、デバイス等の条件で制御するサービス。(50文字)
運用
Cloud Logging
ログデータを収集・保存・分析するサービス。可視化・分析により、問題の早期発見と解決を支援。 (45文字)
Cloud Monitoring
アプリケーションやインフラのパフォーマンスや状態を監視。メトリクス、ログ、アラート等を統合的に管理。(50文字)
セキュリティと ID
Sensitive Data Protection
機密データの流出を防ぐためのサービス。機密データの識別、検出、保護を行い、情報漏洩リスクを低減。(48文字)
※Cloud Data Loss Prevention(Cloud DLP)は Sensitive Data Protection の一部になりました。ただし、API 名や機能名として Data Loss Prevention(DLP)が残っています。
Cloud Key Management Service (KMS)
暗号化キーの管理を提供するサービス。強固な暗号化キーを安全に管理し、データの機密性と整合性を保護。(49文字)
Secret Manager
パスワード、API キー、トークンといった機密情報を安全に管理するためのサービス。(40文字)
Identity and Access Management (IAM)
Google Cloudにおけるユーザーの認証とアクセス権の管理を提供するサービス。(41文字)
さいごに
以下のリンク集には、各サービスの徹底解説記事がまとめられています。これから Google Cloud を学ぼうとしている方は、ぜひ参考にしてください!
三木宏昭 (記事一覧)
クラウドソリューション部
HROne→ServerWorks→WealthNavi→G-gen。AWS 11資格、Google Cloud認定全冠。Google Cloud Partner Top Engineer 2024。Google Authorized Trainer
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